ライブハウス・バトル(1)

PA

ステージとPAの舌戦、嘘、~バンドマンとPA間の埋まらない溝~

PAとバンドがお互いにどう思っているのか?壁を取り除く10のルール

はいはい、俺です。告白すると…俺…PAです。といっても、バンドもやってます。俺の人生そう簡単なもんじゃないよ。まるで阪神タイガースファンが読売ジャイアンツのコーチを務めてるみたいな感じかな。そうそう、敵だよ。どっち側にもそれを言えないんだな。俺がライブハウスで演奏するときは、卓の事情は何にも分からないふりをする。。PA作業を「全部知ってます面するのがPAを怒らせるとか知り尽くしてるから。だってそれ俺もムカつくし。リハ中にバンドマンが、「いつもはもっとそこ上げて、あとあっちは下げてみたいな感じでやってるんすけど~」みたいのはマジ勘弁。PAとバンドマンの間の壁を作ってるのって、めっちゃ小っちゃいことなんだよね~。

俺は多分理想主義かも。心はピュアなんだよ。実際に必要なのはたった10個のルールだけさ。その10個だけ守っていれば、すごく上手くいく。我慢だけしてればいいって事ではないけど、確実に楽になるのは間違いないはずだね。
バンドマンと俺の仲間達へ、PAにウザがられたり、「出てけ!」と言われないために、単純なルールを守ってみてほしい(笑)

次に挙げる事は、俺たちPAがバンドから絶対聞きたくないフレーズだ。

1)「何にも聞こえないんだけど」

104DB(デシベル)が顔面を直撃してるんですけど… 髪の毛が頭から吹き飛ぶような大音量だぜ。もしかしたらヴォーカルが聴こえないかも。もしかしたらギターが聴こえないかも。でも耳が聞こえるんだったら、絶対何か耳に入ってくるでしょ?こんな場合は、一体何がもっと欲しいのか、何を下げて欲しいのか教えてくれ。持ちつ持たれつってやつだ。だから頼むから「何にも聞こえないんだけど」は止めてくれ!それが出来ないのならば、違う趣味を選ぶべきだな。

2)ギタリスト

来る日も来る日も何時間も音の調整をし続けて、いざ本番となるとアンプの音量を5から10にするギタリスト… 超意味不明!音のクオリティーと音量のクオリティーを勘違いしてない?だって突然ギターの音しか聴こえなくなって、みんな俺(PA)の方を向いて「ハ?」みたいな顔するんだぜ。えっと、犯人?あんたのバンドのギタリストだ!

PA

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